APM-8 |
1979年頃発売。 3年の開発期間を要した初代APMスピーカー。 分割振動とキャビティーエフェクト除去の独自理論にのっとって正方形平面振動板の4点節駆動を採用(ウーハー)。ミッドロー~ツイーターは1点駆動。ウーハーはハニカムサンドイッチ構造の両側スキン駆動としたため、表側のスキン部にもボイスコイルの存在が窺えるのが独特。なお、試作当初は4点駆動だったが、ローリング防止のためのセンターサスペンションを追加したことで中央にも1点同様の駆動部の存在が窺える。 |
APM-6 MONITOR |
1981年頃発売。 APM-8開発ノウハウを生かして、2ウェイで実用周波数帯域でエネルギーレスポンスがフラットかつ分割振動なしを基本設計として作製された。ウーハーボイスコイルインダクタンス安定化、ツイーター振動板ローリング防止、スーパー楕円形エンクロージャー採用など、その成果として2ウェイで指向周波数特性20Hz~20kHz(-10dB)を達成した。 |
APM-4 |
1983年発売。 APM-6 MONITORで採用したスーパーオーバルエンクロージャーに加えて、上下コーナーにも曲線加工を追加した。 スピーカーユニットの主要寸法はAPM-77Wと共通だが、マグネット、エッジ、ダンパー等の材質を厳選した。また、音質バランス、デザイン面で吟味された専用のスタンドが付属した。 |
APM-77(W) |
1981年発売。 一般ユーザー向けにコストダウンを図ったAPMスピーカー初代。ウーハーのボイスコイル4点節駆動等の基本コンセプトを継承したモデル。当初はダークメタリックのAPM-77もあったが、のちにAPM-77W(突板仕様)のみとなる。 |
APM-55W |
1983年頃発売。APM-77WとAPM-33Wの間を埋めるミドル機。APM-33Wで採用されたウーハーのアーマチュアによる4点節駆動を継承している。ミッドレンジはレジンシートを、ツイーターはチタン箔を、それぞれスキン材として選定しなおしている。ネットワークをユニットごとに独立させるなど音質重視の設計。 |
APM-33W |
1982年発売。 ウーハーの節駆動を4点ボイスコイル駆動から1点ボイスコイルでアーマチュアを使用した4点駆動へと変更した最初のモデル。ツイーターのスキン材もアルミスキンである意味APMスピーカーのエントリーモデル。APM-6 MONITORで培ったノウハウを生かした2ウェイスピーカーとされる。 |
APM-22ES |
1985年発売。 ウーハーの節駆動はアーマーチュアによる1点ボイスコイルの4点節駆動モデル。APM-33w同様APM-6 MONITORで培ったノウハウを生かした2ウェイスピーカー。またスーパーオーバルエンクロージャーの設計思想に基づいて4つのコーナーにRを持たせたアコースティカリー・ラウンデッド・エンクロージャーを採用して音の回折を減少させている。 |
APM-66ES |
1986年発売。実質APM設計思想を継承する最期のモデル。 ウーハーはアーマーチュアによる8点駆動、ミッドレンジは3層アルミスキン材振動板両面駆動、ツイーターはアモルファスダイヤモンドをスキン材に採用など、新技術を惜しみなく投入。またAPM-22ESで採用したアコースティカリー・ラウンデッド・エンクロージャーを継承。 |