12月30日

そんなこんなで明日は大晦日なのれす

私的には想定外の事態で心労の重なった年でしたが、そんな2019年もあと1日で終わりです。
いろいろあったですが、それでも結果として穏やかに年越しができることは幸せなことでありましょう。

さて、長らく取り組んできたQT-93CVの修復なのですが、本日で完了となりました。

残った課題はカセットの修復。巻き戻しはできますが、再生はヘッドが上がらす作動しません。
以前も記しましたが、このメカに関してはQT-83CDにて既に経験がありますので、作動までもっていく
ことは可能です。ただ、分解するにはちょっとしたコツがあります。

裏返しの状態。制御系の基板がくっついているのですが、基板単体では取り外せません。ちょっと上に出ている
モーターが基板にはんだ付けされているからです。しかし、このモーターは基板下にある金属板を外さないと
ねじが外せません。なので、一見すると分解する手立てがわからないのです(分解を前提とした作りでない、ですね)。
なので、まずやることは基板からモーターのはんだを外す、ことです。ついでなので、3か所あるソレノイドのはんだも外して
おきます。これでまず基板が外せます。

基板を外したところ。この状態でもモーターは外せません。金属板を次に外します。
ちなみに、左側のモーターはキャプスタン駆動、メカ駆動関連を担っていて、中央の
モーターは早送りと巻き戻しを担っている感じです。

金属板を外すとこんな感じ。ゴムベルトは1本しか使われていません。交換するなら平のΦ75mmくらいが良いと思います。

キャプスタンプーリーを外すとようやく、駆動系のギアが見えてきます。ゴムベルトの劣化もあるのですが、
このギアのシリコンが固着してしまって作動が重たくなり不動になってしまっているのです。なので、スムーズに
動くように頑張って清掃します。

ギア、モーターを外し、固着しているシリコンを除去しつつ潤滑油を塗って動きがスムーズになるように清掃します。
ちなみに、右下のソレノイドはモーターを外す際に邪魔になるので取り外しておきます。
清掃が終わったら元通りに組み立てていけばよいだけです。

あとは実際に取り付けて作動確認して、きちんと動くかの確認です。カセット作動としては問題なさそうです。
ヘッドの位置調整とかが必要そうっぽいですが、そこまで詰めるのはやめておくことにしました。

最後に、サラウンドとバスブーストのスイッチがイマイチ接触不良っぽいので、スイッチを清掃することにしました。
基板から取り外して、分解し、ちょっと磨いてから接点復活剤を塗ります。

この手のスイッチは接点部分が導通不良になってしまうので、どうしても分解しないと掃除ができません。
少し細かい作業ですが、まぁ根気よくやればできないことはないです。
バスブースト側は問題なさそうでしたが、サラウンド側は中のスライド部分が片方破損気味だったこともあり、
完全には復活してくれませんでした。まぁ、これ以上を求めることが厳しいのかも。

というわけで修復は完了となりました。いやー、のらりくらりやってたら1か月以上かかってしまいました。( ̄▽ ̄;)
それでも、CDはきびきびと動いてくれますし、カセット、ラジオも問題はないです。十分現在においても
使える個体かと。おそらくバブルラジカセのなかでも最も希少機種なこやつは手元で愛でてあげるのが一番良いのでしょうね。
ちなみに、当時の売価で10万を超えたラジカセはこのQT-93CVのみ、だと思います。いくらバブル時代とはいえど、余程の
物好きでなければこんな機種を購入する気にはなれないでしょうね。

なお、こいつのウリであるCDVの再生に関しては結論としてあきらめることにしました。調整段階で読み込むことは
確認できたのですが、読み込むのがものすごく下手くそで不安定であることと、なによりCDの再生調整と折り合いが
つけられないからです。CDVとCDどちらをとるか、と問われれば、そらCDでしょう。ということでCDVはあきらめることにした
訳です。CDVはLDと同じ記録形式なので、再生させるとものすごく回転数が上がります。無理しちょるなぁ〜という
感触は否めないです。・・・ちなみに、この読み込み調整には1週間以上を要しました。まぁ、全て感覚頼りですが、
外すと全く読まなくなってしまうので、ほーんと難しいのです。個人的にはCDがきびきび読めるだけでも
僥倖だと思っちゃいますね。( ̄▽ ̄;)

さて、QT-93CVの修復に時間を要した一因に、寄り道がありました。
それは、SonyのプリアンプTA-E2000ESDの修復を挟んだことがあります。APM-77Wを自分好みに鳴らす模索を
続けて、パワーアンプとプリアンプ分割にたどり着き、パワーアンプはTA-N330ESを選びました。
ただ、Sonyはパワーアンプも然りですがプリアンプもかなり選択肢が限られます。懐の寒い身として
チョイスできるのが1000ESDか2000ESDかといったところで、それじゃということで2000ESDのジャンクを入手しました。
とりあえずヘッドホン端子経由で音出しするとノイズとガリとが酷くて使い物になりません。ノイズはアナログボリューム
のこれまたガリが原因なようです。またイコライザー調整のつまみも動作不良。全般にわたってボリュームが死んでいます。
これを解消するのに結構時間を費やしていたわけです(ジャンク入手するなよ、と突っ込まれそうですが)。( ̄▽ ̄;)

ということで、分解します。サイドウッドを外してカバーを外します。

2000ESDの面倒なところはフロントを外すためには基板に伸びている配線を外さないといけないのですが、
基板は3階構造になっているので、これらを順次はずしていかないといけない点です。しかも配線数も
多く、とても覚えていられないのでデジカメで撮りまくって記録していきます。

3階の映像関連の基板を外したところ。

2階の音声メイン基板を外したところ。1階はDAC基板です。ここまで外して、ようやくフロントが分離できます。
面倒ですが、それなりに整然と作られているので難しさはないです。…配線が多すぎるのが欠点ですが。( ̄▽ ̄;)

で、フロントを分離し、更に基板等々を取り外します。ちなみに、これら可変抵抗の代替品が存在するかを
ネットで検索してみましたが、全くヒットしませんでした。なので、地道に対応するしかなさそうです。

小さい可変抵抗はアナログ入力調整、LR調整、イコライザー調整の3つをそれぞれ分解して軽く清掃し、接点
復活剤を塗って元に戻すという作業をやりました。いちおうテスターで確認をしましたが、概ね
問題なさそうです。あとは実際の音出しで確認するしかないです。

頭を抱えたのがマスターボリュームです。3連になっている上に分解することができないのです。
(分解したら間違いなく破壊してしまいます。)
幸い、このボリュームはかろうじて接点部分が隙間から見えるので、そこに向かって接点復活剤を少しずつ
落とし込み、ボリュームを回転させてなじませるという手法を採りました(っていうかこれしか為す術がない)。

で、テスターで確認したのち、ちょうど分解していたQT-93CVのスピーカー配線につなぎこみ、ガリの出具合を
見てみましたが、ガリは皆無になっていました。苦肉の策でしたが、結果としてうまくいったようです。
ということで、順次元に戻して組み上げ、動作テストを実施して、分解した半固定抵抗は全て正常に
作動するようになりました。これで、2000ESDを実用にもっていく目処が立ったわけです。

ということで、今現在はTA-N330ESとペアで使っています。個人的にはプリアンプとして機能してくれれば
それで十分なのでその機能のほとんどを使っていないです(なお、この個体はどうもDACが不調なようで
使い物にならないです→再度確認したら使えるっぽいです。)イコライザー調整はざっくりしかできないので、SEA-M9の代わり
にはならなかった のはちょっと残念でした。欲を言えばスペアナ表示ができると素晴らしいのですけれども…。
まぁ、満足する結果は得られましたので、不具合が出るまではこのまま使い続けるつもりです。

なお、TA-N330ESもちょっとだけ手入れをしています。この機種は必ずと言っていいほどスピーカーリレーが
接触不良になるので、交換するのが無難です。ものが入手できれば交換はとても容易です。
あとは電流値の調整を実施し、最後に熱くなるICにヒートシンクを追加しています。
最初はICと同じ大きさくらいのヒートシンクを付けたのですが、それだとヒートシンクがかなり高温になる
ので、大きくしてみたというところです。これだと温かいくらいになります。まぁ、このサイズはないので
大きいものをカットして使う感じになっていますが…。しかし、SonyはなんでこのICにはヒートシンクをつけなかったのでしょうね?

ということで今回は長くなりました。
良いお年を。…まぁ誰も見てないと思いますけど。 


12月15日

ゴールは見えているようで辿り着けぬ蜃気楼…

途中、少し寄り道をしたりしましたが、いまだにQT-93CVの修復は道半ばです。

まず、スピーカー。当然のごとくエッジが崩壊しているので、サイズを調査してエッジを発注します。フルレンジの方は
ちょうどのものがあるのですが、ウーハーの方はチョイスが難しいです。まぁ、なんとかするしかないのですけど。( ̄▽ ̄;)

で、エッジ交換後。やる気になればそれ程難しいことはありません(経験による慣れは必要ですけど)。
ウーハーエッジがケースに干渉するのでは?と心配しましたが、実際にはめてみると問題なさそうで安心。
ま、金がかかりますが、エッジ交換なんていうのは難度としては低めなのです。

この個体で困った問題が、CDのトップローディングの蓋のオープン作動がまともにならない、ということです。
オープンボタンを押すとソレノイドが作動してツメが動き蓋が開く、なのですが、肝心のソレノイドが動いて
くれないのです。ま、何かの部品がイマイチ、なのでしょうが、基板を眺めてもさっぱりわかりません。
わかるのは、作動電圧がおそらく10Vくらいということで、それなら別個でソレノイドに該当電圧をかけてあげよう
と思ったわけで。で、最初は単純にボタンスイッチ(タクトスイッチ)に該当の配線をさせてみました。
…が、ボタンスイッチは蓋の開閉認識等の回路につながっているので変な回路が突っ込まれたことになり
誤動作して使い物になりません。では、独立経路で作動させようと考えましたが、市販のタクトスイッチは
1経路しか作動させるようになっていません。となれば、作るしかない、ということであちこち探してハーフサイズ
のタクトスイッチをくっつけ、スイッチ頭にプラ板を貼り付けて同時に作動するようにしました。類まれなる
2経路作動のタクトスイッチの爆誕です。( ̄▽ ̄;)

で、既存のタクトスイッチと入れ替えます。配線が付いている方がソレノイドに直接電圧をかける配線です。
理論上はこれでうまくいくはずです。

ソレノイドの回路部分はマイナス側の回路を削って切断、この部分にスイッチを入れて接続するようにしました。
プラス側には常に電圧がかかっている(はず)なので、マイナス側の流れろという作動に不具合があるじゃね?という浅はかな考えです。
実際、思ったようには動きました。

がしかし、ここでさらなる想定外が。なんと、電源部分から発煙してトランジスタが焦げてしまいました。( ̄▽ ̄;)
そして、その後一切CDが起動しなくなってしまいました…。ピックアップが正常作動しなくなった時のような絶望感に襲われました。
どうしたものか…。 あきらめることもできますが、無駄に足掻くのが中年の気長なおっさんの性分というところです。

電源部分を取り外します。焦げたのは奥の右側のやつです。テスターで調べると全く導通がないので完全に
死んでいるようなので、ダメもとで交換して復旧を試みました。同型のトランジスタを探して入手するのが
かなり厳しいものでしたが、なんとか国内で入手できました。

右側がとり取り外したトランジスタです。膨らんでクラックしてしまっています。理由は不明ですが過電流がながれてしまった
らしいのですが、明確な理由がわかりません。なので、交換後はできる限り様子を見ながら配線コネクタをつないで動作確認。
最終的には再度作動するようになりました。紆余曲折あるのですが、要はなんとか元の位置まで戻ってきた、というところ。( ̄▽ ̄;)

とりあえず、蓋があかず困るということはなくなったので、CD作動を詰めた後、最後のカセット修復に入る、という感じです。
カセットはいちおう確認をして再生はできないのは確認しました。やはり分解しないとダメっぽいです。
CDの方はCDVのソフトを入手して動作するかを見ているのですが、一時は再生できたのですが、今度はCDがダメになり
苦闘しているところです。まぁ、気長にやるしかなさそうです。まぁ、もう発煙して焦げるのは勘弁してほしい、な。( ̄▽ ̄;)


11月17日

意外に秋が長いような…

11月も半ばとなりましたが、まだ関東は木枯らしらしき北西風がイマイチ
吹かない感じです(今日はちょっとそれっぽい感じでしたが)。それでも、
厳冬に備えて、カイロを買ったり冬タイヤへの履き替え準備をしたりなど
やれることはやっておく、のが蚤の心臓持ちの心がけといったところなのです。

さて、ひょんなことからもう入手しないだろうと思っていたラジカセを思わずオクで落札してしまいました。
バブルラジカセの異端児、SHARPのQT-93CVです。この世代のSHARPのCDラジカセはいじるだけでも
いばらの道であることは重々承知はしているのですが、興味には勝てませんでした。( ̄▽ ̄;)
状態としてはCDは読み込み不可(っていうかトップローディングの蓋が開かない、なんで?)、カセット不動、
スピーカーはエッジ劣化、というところ。仮に完動までもっていくことができるとしても相当に時間がかかりそうです。

現状、分解してCDのあらかたの修復までひと段落をつけた、というところです。

まずトップローディングの蓋が開かないところ。原因は実は今も不明なのですが、QT-93は蓋のロックをソレノイドを
使っているという変わり種で、これがきちんと作動しないため蓋が開いてくれないとわかりました。ただ、蓋を開かないと
フロント側を外すことができないので、苦心しつつロック部分を解除してようやく分解するということになりました。
で、ピックアップレンズを少し清掃してからいつものようにGAIN、OFFSET等の調整をやってみたのですが、
CD認識はさせられるものの実際のトラック読み込みは全くできません。で、ピックアップレンズを適当に
いじっていたらレンズが正常動作しなくなってしまいまして、一時は絶望しました。QT-93のピックアップは
もう唯一のものっぽく代替が利かないので、イチかバチかでピックアップを分解して復旧を試みることに。
幸い、断線はしていなかったので、清掃等を実施して戻すときちんと動くようになりました。
まあ、ようやく元の位置まで戻ってきたというところ。

そこから、ちまちまと調整を繰り返して1週間ほど格闘した結果、まぁ妥協できるレベルにはなりました。
いちおうトラックも読めるようにはなったので、御の字だろうと。あとは経過をみつつ状態継続性を見ていくところです。
QT-73、83と見てきましたが、どうもCDに関しては弱い印象があります。なので、きびきびとした動きでなくとも
読み込んでくれればありがたや、というところと捉えています。( ̄▽ ̄;)

とりあえず、使い物にはなりそうな印象なので、スピーカー修復のためにエッジを発注中です。
カセットは動作確認の段階でなぜかカセット認識ができないため、そこいらからの調査になります。
メカはQT-83と同様と思われるので、手間はかかるものの復旧させることは可能と思っています。
のんびり進めて今年中に組み上げることができるかな?といったところかと。
・・・しかし、ディスプレイにFL管を使っているラジカセは、見ていていいものです。


11月3日

ことしもあと2か月足らずで

本当に、速いものです。関東は季節の進みは鈍足ではあるけれど、
もう少ししたら一気に冬へと進むということなので、凍える季節が到来しそうです。
幸い、台風や大雨の被害は免れましたが今後このような事態が頻繁に訪れる
状況を想像すると、生活していくのが苦しく、不安になっていく一方です。

今年も、年賀嬢を作る頃合いになりました。一部のお友達向けの
フォーマットも、いつの間にか干支一周をする感じになりました。
12年前とスキルも趣味も大きく変わってしまったけれども、形はどうであれ
自分の中で継続させられるものが残ったことは幸いなことなのかもしれません。

なので、パソコンや美少女ゲーム(ゑろげー)、ラジカセ等々自分の食指の向くままに
無駄な時間と金とを投じつつ趣味として興じてきて、ふと今の自分の中に
何が残ったのだろうかと考えてみると、その成果の少なさには唖然としてしまうばかりです。
まぁ、それも自分が選び取った人生の結果の一部なのですけれどもね。( ̄▽ ̄;)


9月23日

台風が過ぎるたびに季節のマス目が一気に進むような

んでも、台風が来ると少なからず被害が出るので、あまり来てほしくはないです。
進路によって被害の出方が変わるので、本当に運次第というところがまた。
去年も今年も屋根が飛ばされるのでは?と肝が冷えましたが、幸運にも避けられました。
ほんと、明日は我が身、というところなのです。

さて、今日は一念発起して、ずーっと休眠していたLDPの動作確認をしました。
CLD-R6Gというやつで、当時新品購入したものです。LDPとしては終盤の方ではないかと。
ま、実質とうじぞっこんだったみすて♡ないでデイジーのために購入したようなものです。( ̄▽ ̄;)
動作確認は念のためカバーを外してやりました。なんだかんだで20年は経過した個体ですが、
何の問題もなく動作してくれました。…意外とタフなのね。とはいっても次も使えるかの保証は全くありませんけど。
この機種は両面再生ができるのですが、ピックアップが下から上に移動してそれを為すことを
初めて知りました。なかなか大胆な仕掛けです。
ちなみに、デイジーは2話の遠足回が好きだったりします。
当時はまだ親からお小遣いをもらう学生身分で、LDPを購入するのも、LDソフトを購入するのもがんばらないと
いけなかった感じで、変な意味で思い入れがある代物たちです。 


9月16日

だいぶ秋らしくなってまいりました

朝晩の気温が熱気から冷気に変わって、日中がいくら暑くても夜間の空調が不要になりつつある昨今です。

SEA-M9の修復はドロワーのギア修復は終了して、基板のコンデンサー交換を実施しました。
目視でいくつかが劣化しているのを確認しましたので、やっておいて損はないはず。( ̄▽ ̄;)

個数は少ないですが、交換後の確認ではいくつかは容量抜けしていましたので、やった甲斐はあったと思います。
まぁ、これでやるべきことは終了です。本体側のコンデンサーはざっと眺めて問題なさそうなので、今回は
交換を見送りました。…やはり、そこまでの情熱が湧いてこないです。

で、ある程度組み上げて動作確認を実施しました。1台目ではFL基板のコネクタではんだクラックが生じて
不具合が出た記憶があるので、今回は事前に対処しています。組みなおしでは概ね不具合は出ませんでしたが、
ドロワー動作ではきちんと収納されない(左右のバランスが悪い)症状が出たので一度外してガイドレールの
位置調整を実施してとりあえず解消できたかな、という感じです。まぁ、これでよいかなと。

今回SEA-M9の修復を思い立ったのは今使っている1台目でやや不具合があって、その対応のための入れ替え
をしようということからでした。下が1台目なのですが、左のFL表示がおかしくて制御が効かない状態でした。
入れ替え後、確認してみてその不具合は思いのほか容易に解消できました。1台目はまだおっかなびっくり
で修復と組み上げをしたので、最後の基板組付けでややきつきつな感じがしたため少し甘めでやめておいた
のですが、このせいで接触不良が発生したため、とわかりました。これをちゃんとはめてあげるだけで
表示は元に戻りました。なので、入れ替えはやめて1台目を継続使用することにしました。
2台目は、まぁ予備機かなぁ。SEA-M9はスペアナが大きくてきれいだし、やはり使い続けたいですし。 

→直ったつもりだったですが、どうも症状が出気味…。まぁ、音出力には問題ないので、もうこのまま使い続けます。( ̄▽ ̄;) 9.23


9月1日

ちょっと別のことで気が滅入っている病

多少はちまちまとやっているつもりなのですが、8月中旬くらいで私的に頭がパンパンになるような出来事が
あって、ちょっとしたことに着手する気力が全然出せなくなりまして。ようやく、少し落ち着いてきたかなというところです。
んでも、また自分の中でいわゆるトラウマを1つ刻んでしまったことは間違いないかなぁと。まったく歳をとるほどに
精神が不安定になるなんて言うのはどないなっとんねん?( ̄▽ ̄;)

@RX-CD70の話。
いちおう全バラして、可能な限りの修理はしました。カセットデッキのベルト交換やチューナーの
インジケーターベルト似非修理、スピーカーのウレタンシート似非修復など、修復に関してはまぁまぁというところでした。
んが、分解前は一応読んでいたCDが全然読まなくなってしまいました。ちょっとだけ設定をいじったりしましたが、
改善もアタリも見られないのであきらめることに。少々残念な結果になりました。やはり代替パーツがほぼ
入手できない初期のCDプレーヤーは扱いが難しいです。

んでも、スピーカーを合体させてみると、その横幅の長さはかなりあります。これは、ある意味セパレート前提の
作りだよなぁっていう感じです。ちなみに、意外だったのはスピーカーはワンウェイだったこと。ツイーター
っぽく見えるのは実はギミックで、騙されたぁ〜と思ってしまいました。まぁ、音はそれなりだと思うのですけどね。
更に。CDは縦型なのですが、内側に少し傾いた設計でチャッキング部にCDを直接セットするため、
8cmシングルもアダプタなしで再生ができそうです。縦型では珍しい仕様ではないかと。
…まぁCD再生できないので検証しようがないのですけど。( ̄▽ ̄;)

AThinkpad T530の話。
キーボードを交換することにしました。どうせなら、ということで興味がてらバックライト付きに換装することに。
上が交換用のキーボードです。T530は中古品購入だったので、もともとのキーボードにはテカリや文字欠け
があり、ちょっとだけ不満がありました。交換はとても簡単で、ネットで情報を得るまでもありませんでした。
まぁ、キーボード下にはメモリースロットがあるので、メモリー交換をし易いような設計なのかもしれません。
とにかく、Thinkpadはパーツ換装がし易く扱いやすいノートです。

んで、実際にバックライトがどんなものかを確認してみました。暗闇で画面だけの明るさだとキーボードは
殆ど視認できません。まぁ、暗闇で使い倒すなんて言うシチュエーションは殆どあり得ないのですけどね。

いわゆるThink Lightを点灯させた状態。これでも手元は十分視認できます。まぁT530はこれが装備されている
ので、キーボードのバックライトは仕様としては不要なのですけどね。

で、キーボードのバックライトを点灯させたところ。Think Light点灯よりもはっきりとキーボードの
視認ができます。なんか、自動車の光るナンバープレートみたいな印象です。キーボードの
刻印まで透過してはっきり見えるというのはちょっと感動しました。
ちなみに、Think Lightとは排他仕様のようで同時点灯はしません。Fn+スペースで操作すると
キーボードライト(弱)→キーボードライト(強)→Think Light→OFF と変化します。
ちょっとした満足の得られた交換でありました。

BSEA-M9の話
現役で1台使っていますが、興味がてらもう1台を半年ほど前に入手してそのまま放っておいたのをようやく開梱しまして、
修復することにしました。動作確認ではイコライザー機能は特に問題ないので、ドロワーの修理ということになります。
パーツ類はこれも事前に揃えてあるので概ね問題はないはずです。ちなみに、この個体はドロワーが手で引き出せる
状態で、既に駆動のギアが破損している可能性が高いです。それがラダー側でないことを願うのみです。

で、順次分解して、ドロワーを引き出したところ。数年前ですが一度やっている作業なので、ある程度の勝手は
知っているのですけど、まぁドロワー取り出しは殆ど想定されていないらしく結構面倒です。( ̄▽ ̄;)

ドロワーの裏蓋を外すとそこに駆動部がくっついています。ちなみに、本体側のラダーギアは問題なさそうでした。
ということで、1台目と同様の症状のようです。

ご覧の通り、ギアの歯が完全に破壊されてしまっています。やはりSEA-M9は早かれ遅かれこうなってしまう
もののようです。まぁ、当時の材質選定に問題があったのだということなのだと思いますが…。

で、1台目の修復同様に今回もオーダーメイドでギアを単体発注しました。一部ギアの種類が違うのですが、
動作には支障ないことは確認できているので、もうこれでよろしいかと。海外ですが、お好みのギアを1つから
作製してくれるというのはとてもありがたいことです。

で、加工後。小さいほうはシャフト径を少し広げて接着するだけなのですが、大きいほうはこれに加えて
固定金具を取り付けるための加工が必要になるのが面倒です。手持ちにはこれに適した道具がないので
自分ははんだこてで溶かして除去する方法をとっています。見てくれは悪いですが、結果として
動作すりゃよいのです。( ̄▽ ̄;) …まぁ大きいほうは元々のやつをそのまま使っても大丈夫だとは思いますが。

で、ギアを取り付けて、動作確認。概ね問題ないようです。これで組みなおしてみてきちんとドロワーが出し入れ
できるか、は後日の確認です。基板をちょっと修復しておきたいところもありますので。

ちなみに、1台目の修復はなぜかものすごく気合が入っていてコンデンサーのほぼ全交換までやりました。
いや、いちおう準備はしたけれど、今となってはそんなのやる気が全くでないです。不具合がなければ
もうそのままでいーじゃん、という感じ。まぁ、とりあえずは動作確認ができるまでぼちぼち元に戻していこうと思います。


7月28日

やる気が起こらない病

いや、必要とあればやる気は起こる、というかやらざるを得ないのですけど、
趣味的なことになるとどうもやる気の維持というものが難しいのです。
歳をとったから、ということは言い訳にはしたくないのですけど、困っちゃう。( ̄▽ ̄;)

やる気が出たのは電卓の修理。仕事で使っているやつの表示がおかしくなったので、
持ち帰って対処することにしました。…まぁもともとドフのジャンク品だったので、いつ
壊れても仕方のないブツなのですけどね。ブツはCASIOのDS-20というめちゃ古い電卓です。

いちおう全て9を打ち込んでいますが、こんな感じで全然正常に表示されず使い物になりません。
この症状は液晶にくっついているフレキケーブルとの接触不良が原因で、加熱加圧してあげると
解消できる、というのは知識としては持っていますが、成功したことは一度もありません( ̄▽ ̄;)。

でも、使えないことには変わりないので、ダメもとでやります。アイロンは一番低い温度設定にして、
様子を見ながら根気よく接触部分を加熱してあげます。数回繰り返し作業をした結果、今回は
幸運にも成功しました。

全てきちんと表示されるようになりました。ちょっとうれしいかな。まぁ、これがいつまで維持されるのかは
また疑問ではありますが、できるだけ長持ちさせてあげたいと思います。

RX-CD70はとりあえず分解しました。こいつは、この状態に持ってくるまでにかなり苦労しました。
まぁ、そもそもどういう状態で組まれているかがわからないので、分解手順もわからないからです。
逆に、これ元に戻せるの?という不安の方が大きい感じです。とりあえずは必要なゴムベルトを発注して
交換ですね。チューナーのインジケーターはベルト部分が破断しているため、完全な修復は難しいです。
…ちなみに、すっかり失念していましたが、このRX-CD70に関してはサービスマニュアルが入手できます。
それをみればある程度初期の分解方法はわかったはず…でした。いや、数年前に見つけてたのに忘れてたー。( ̄▽ ̄;) 


7月20日

たまにはマメな時期もあるわな

いろいろ、ダラダラと取り組んできたのですが、それらがとりあえず一区切りついた(つけた?)
のでちょっと休憩といった感じになっています。まぁ、同じ課題にダラダラ取り組んでいると気力の方が
萎えてきちゃうので、インターミッションは必要ですね。( ̄▽ ̄;)

さて、自分には興味がてら入手したものの、そのまま放置してるブツ(ゲームで言えば積みゲーというところですかね)
がいくつかあったりするのですが、その1つを今日開封してみました。いや、かれこれ2年も放置してきたブツです。
CDラジカセの始祖の1機種であるRX-CD70というもので、まだラジカセ解体が自分の中でブームだった頃の
興味の矛先の1つでもありました。ネット上でもあまり情報が多い機種ではなく興味は尽きないのですが、
今となってはやる気を励起させることの方が大変だったりするわけで…。困ったものです。( ̄▽ ̄;)

んで、状態確認をしてみました。ラジオは受信できますが、チューニングのインジケーターが固まったまま。
カセットはヘッドは動きますが、その他は全く回転してくれない状態。意外だったのがCDで、きちんと再生できました。
写真には写っていませんが、スピーカーもあるのですが、平面チックに偽装するウレタン部が劣化してネット内に
出てしまっている状況です。まぁ、いろいろと分解して楽しめる個体ではあるわけです。

…ただ、最近思うのは自分の中でブームが去ってしまうと集めたものへの愛着もまた急速に薄れていくということです。
ラジカセも食指の動くままに集めたものの、今となってはある意味邪魔者でしかないわけで、きちんとそういう部分の
後始末をしてあげないといけない、と思いつつ放置プレーが続く体たらくなわけで。いや、困ったものだ。( ̄▽ ̄;)

ということで、やる気が出たらこのRX-CD70の分解に取り組もうと思う昨今でありました。


7月18日

なんだかんだで

いや、梅雨が続いていますけど、我が家のショボ庭に咲く花の移ろいをみていると、
なんだかんだで例年通りに進んでいるのだなぁって思わされます。植物はいったい何を
感じて自分の生長にフィードバックしているのかなぁって思ったりするわけです。ビバ神秘ですよ。

RC-X1の修理はひとまず終了にしました。タクトスイッチの交換と一通りの清掃は目論見通りでしたが、
CDに関しては結局のところ修復することができませんでした(要は原因がわからないし、なぜか載せ替え
をしても変化がなく、っというか載せ替えた方も不調になってしまったりしたので・・・( ̄▽ ̄;))。
まぁ、ラジカセにCD機能をほぼ求めない自分になっていたりするので、もうこれはこれでいいかなって。
解決する目処のないことにこだわっているとこの歳ではあっという間に月単位で時間が流れてしまうので。

ということで、半年ほど使用して不具合はないもののどうも発熱が多すぎるのでは?というTA-F333ESRの
バイアス調整をやってみることにしました。やり方はネット上にいくらでも挙がっていて、難しいことはないです
(強いて言えば感電とショートに注意ということですかね)。まぁ、調整前は25mVほどでしたので、少し
高かったのかもしれません。んでも、とりあえずまた使うのは気が向いたときにしようかと。如何せん、
こやつはとても重たくて据えるのに気合が必要なもので…。( ̄▽ ̄;)
ちなみに、発熱が変化したかはよくわからないです。数十分そのままにしてもヒートシンクは素手で触る
ことはできましたが、それなりに熱いことに変わりはありません。なので、こんなものなのかもしれません。

さて、先日はナショナルトランジスタ時計の清掃修復と夜間鳴り止め追加をやってまぁそれなりに納得のいく結果を得ました。
なので、鐘突きが作動しないもともと所有していた個体の修復を試みることにしました。正常稼働するリファレンスがあるので
なぜ作動しないのかは既に判明しています。上の画像の丸で囲んだ部分に欠損があってスイッチが作動しないからです。
詳細を語っても共感は得られないので記しませんが、まぁスイッチそのものが欠損してしまっている状態なのです。

なので、こいつもムーブメントを分解して該当パーツを取り出します。

んで、こいつにあるべきスイッチ部分を追加してあげます。ある程度の硬さのある針金であればよいので
ストックのコンデンサーの足を流用しました。まぁ、これで元に戻してきちんと鐘突きは作動するようになりました。
ちなみに、ムーブメントは分解は容易しなのですが、元に戻すのは結構苦労しました。歯車や軸がかなりあるうえ、
それらをきちんと上下の所定のホールに入れてあげないといけないのです。まぁ、たぶんコツがあるのだと
思うのですが、如何せん不器用なもので、それだけで30分くらいは格闘する羽目になってたりします。

ただ、鐘突きのカラクリを動作確認がてら眺めていると本当によく考えて造っているなぁと思わされます。
歯車や軸の動きでそれらを為す動きは今の電子制御には感じえない味がありますね。
そもそも、半世紀近く前のものがまだこうして現役で稼働できるあたりが、現代のような消耗前提でない
モノづくりの意気込みを感じられるところなのだと思います。まぁ、それは時代がまだまだいろいろな意味で
余裕があったから、なのだとも思いますけど。 


7月14日

今年は梅雨が長いのれす

いや、夏場の水不足にはならなそうなのですが、7月半ばになってもまだ長袖長ズボンが普通のスタイルっつうのも
ちょっとどうなのかしら?( ̄▽ ̄;) というところのなのです。まぁ、あと一週間くらいでダイナチェンジということらしいですが。

ナショナルトランジスタ時計の続き。とりあえず、夜間鐘突き停止一式を試作してテストしました。
画像のものからは少し修正しましたが、まぁおおよそ目論見通りの動くをしてくれるような感触は
つかみましたので、これを組み入れることにしました。

電池ボックスの高さはちょうど単一電池と同じくらいなので、そのまま挟み込ませる形にして、他は
振り子の邪魔にならないように配置。明暗感知の光センサーは正面ガラス下にテープ止めしています。
6/30の日誌内に記述した通り夜間鳴り止めをさせると明るくなった際の1回目の挙動がどうしても
おかしくなってしまうのですが、まぁ、しかたないです。真夜中も容赦なく鳴るよりはましでありましょうから。

で、組み上げて再度テスト中。これで問題なければ本運用として使おうと思っています。
…今本運用している個体は、まぁ、ちょっとまた改修が必要なので、それはおいおいとしようかと。( ̄▽ ̄;)

で、MDデッキの話。性懲りもなく今度は33ESを入手しました。22ESでも十二分なのですが、やはり33ESを
みてみたい、という興味には勝てないものです(もう病気だわね( ̄▽ ̄;))。50ES、30ES、333ES、33ESの
どれかにしようと思っていましたが、最終的には33ESになりました。将来的に考えてピックアップ代替入手
が可能な世代(22ES以降)にすべきと判断したところです。

入手した個体は電源は普通にはいるもののEJECTができません(モーター音はします)。あとはややFL表示が
暗い感じがします。あと写真には撮れなかったのですが、AMSのつまみ軸がやや曲がっています。これらの
修復を実施することにしました。いや、電源が入りさえすればもうそれだけで安心ですよ。

ということで、裏返しにして底板を外します。33ESは底板が2枚構造でかなりの重量があります。

底板を外すと中央に見えるのがMDのメカ部分です。構造は22ESと同様のようです。

で確認するとゴムベルトがやや溶け気味で切れています。なので、これを除去してプーリーを清掃し、ゴムベルトをつけなおします。

ベルト交換後。この個体はメカ部分を取り外さなくても交換ができるレベルでした。
なお、22ESでは破断していた部分は問題なさそうです。まぁ、破断したら修復するだけなのですが。

でテストをしてきちんとトレーが開閉するようになりました。いや、優良ジャンクです。…というか、ゴムベルト劣化は
果たして故障なの?と思ったりしてしまいます。まぁ、ただ家電というものは定期メンテという概念が殆どのもの
に関して存在しないので、故障とせざるを得ないのですけどね。

次にフロントパネルを外します。固定ねじとヘッドホン音量つまみ、トレーの化粧板を外すと分離できます。
(トレーの化粧板のねじはトレーを出さないと外せないので、事前に外しておくのがベターです。)

更に基板固定ねじをはずすと基板とフロントパネルとに分離できます。

フロントパネルのFL表示部の裏側。上側が少し水拭したところですが、かなり曇っているのがわかります。FL表示部
はなぜかFL管側も含めて使っていると曇ってくるため表示が薄暗くなってくる傾向にあります。
AMSのつまみはこの段階で軸ブレが気にならなくなるように修正しました。

清掃して組みなおして動作確認。同じように撮影するのは難しいですが、冒頭の表示画像よりはクリアに表示が
見えるようになったと思います。これで、十分満足です。

22ES同様、メディアリーディング時の回転音は殆ど聞こえませんしヘッドホン端子での確認でもS/N比はかなり
高くてノイズは自分の耳には全く感知できません。まったく感服です。

ネット上にもスペックデータはあるのですが興味がわいたのでカタログを入手してみました。
MDは圧縮データ記録であるゆえにどうしても原本よりは音質が落ちますが、質の改善が大きく前進したのが
50ESから採用されたワイドビットストリームテクノロジーと、適応高域制御技術とにあったのだと知りました。
(適応高域制御技術諸々を進化させたのが22ES以降に採用されたType-R DSPのようです。)
こんな歴史と進化とがあったのだなぁ、とはぜんぜん知りませんでした。まぁ、自分の耳ではそこいらが
全然聞き分けられないのですけどね。( ̄▽ ̄;) ただ、MDは保存に関しては記録媒体としては
優れた部類だと思っています。一時はHDD移管も考えたのですけど、再生ハードさえある程度確保して
おけば、このままでもいいのかなと思ったりします。まぁ、こんな高級品が相応なのかは甚だ疑問ですけど。( ̄▽ ̄;)

RC-X1の修理はボチボチ進めています。清掃等があるので進捗は鈍いですが、今月中には完了できれば、と思います。


6月30日

衰える…

これまで、あまり加齢ということを気にしたことはなかったんですけど、
ここ数年において、肉体的にも、精神的にも衰えたなぁって思うことが多いです。
まぁ、良し悪しのどちらもあることですが、まぁいいや、という感じが多くなったことは
あまりよろしくないのです。…あと、物事への着手速度がものすげぇ遅くなったことも。( ̄▽ ̄;)

ずいぶん前から取り組んでいるRC-X1の修復なのですが、音の方に関してはなんとか修復できました。
ネットでの情報を見た限りだと、原因はパワーアンプ系にありそう、とのことなので、ICの交換と、ついで
なのでコンデンサーの交換もやることにしました(電源の容量の大きいやつは除外)。ICのヒートシンク
を外すのが手間、かと思ってましたが、ねじで止まってるだけなのでこれは楽でした。

アンプICはTA8223Kというもので、これはまだ国内で入手ができました(海外取り寄せよりは楽です)。
うまくいくかは未知数でしたが、結果として左右両方からきちんと発音されるようになりました。

ただ、もう1つの課題だったCDはピックアップ交換でもうんともすんとも言わないので、厳しい感じです。
なので、これは修理をあきらめてイマイチな他個体から挿げ替えることにしようかと思っています。
あとはビクタータクトスイッチ病で誤動作しまくりなので、清掃を兼ねて交換をして終わりにしようと思っています。
まぁ、これやるにもまだ時間を要しそうではありますが…。

もう1つの、なにやら平行進行になっているトランジスタ時計の修復ですが、いわゆるムーブメント部の
分解清掃、振り子の電磁石部のトランジスタとコンデンサ交換を実施して動作テストをしている段階です。
今のところはきちんと動いているので、どうやら問題はなさそうです。復旧まではもってこれた、ですね。

で、毎正時の鐘突きに関して夜間鳴り止めに関して検討をしているところです。
これは、ナルキ時計で導入した秋月のキットがほぼそのまま流用できるはずです。ただ、キットは最低動作
電圧が3.0Vなので、1.5Vに降圧してあげないといけません。なので、抵抗を入れてその電圧を得られるか
をテストし、実際の基板上で同パーツ配置するかを考えた、ところまで進んでます。あとは、実際に
作って導入してみる、というところかと思います。

ただ、夜間の鳴り止めをこのトランジスタ時計に入れると禍福は糾える縄の如しの状況に陥ります。
そもそも、鳴り止めなんて想定されていないため現在知る限りで2つの弊害を生じます。
@24時で日付カウンターが送られる動作があるがこれが作動しなくなる(24時まで起きていれば別ですが)。
A毎正時の鐘突き動作は電源のあるなしにかかわらずセットされたままになるので、既定の明度に
達すると正時の関係なく1回は鐘突き動作をしてしまう。
まぁ、いやなら鐘突きさせんなよ、ということなので、まずはやってみてどうなるのかを見てみようかと。
・・・そもそも、うまくいくともかぎらないのだから・・・。( ̄▽ ̄;) 


6月23日

情熱の枯渇・・・

いや、なんていうか、やる気が起こらない。いや、やろうとは思うのだけれども、
実際に行動に移すのに腰が重くて重くて…。( ̄▽ ̄;)
んでも、やり始めるとなんだかんだでのめりこんでたりする。・・・イマイチ自分の心理がわからない。

最近、またしても興味が出て、ノートパソコンを調達しました。
というより、この期に及んで、ようやくT42pの後継を探そうじゃないかと思い立ったわけで。
んで、ネットの情報を参考にして、中古で安くて現行で十分行けるというやつをチョイス、それがT530です。
かれこれ5年以上前の型式ですけど、スペック的には窓10でも十分使えるスペックです。
逆に言えば、それだけ最新OSが要求するスペックもほぼ横ばい状態なのだと思ったりしますね。
・・・自分も窓10が出て以来パソコン組んでないですし。
ともあれ、T42pの後継にするには無論32bitで入れなおさないといけません。

ということで、使ってないOS再利用ということでまず窓7をインストールし、認証までさせます。

次に、窓10にアップグレードします。ここまではそれ程手間はかかりません。T530独自のドライバー等々は
Lenovoからアップデータをダウンロードして適用することで難なく導入できました。手間だったのが不明なデバイス
と称するもので、ネットで調べるとIntel Smart Connect Technologyがらみもので、BIOSかメーカー配布のドライバー対応
のいずれか、ということなのですが、T530のBIOSにはこの設定項目はなく、Lenovoから該当のドライバーをダウンロードして
入れてみましたが、なぜかはじかれてしまい、手動で強引にドライバーを入れてようやく解消できました。

まぁ、自分の用途としてはMIDI打ちといざという時の作業用パソコンとしての位置づけなので、これで十分です。
ちなみに、ほんの時たまゲームをやるのですが、eXceed3rd-JADE PENETRATE-BPと、ePSXe 、どちらも問題なく
プレイできました。いや、ほんとに現行使用でも全然遜色ないのでは、と思わされます。Thinkpadのいいところは
型落ち機種でも消耗部品の流通が現在でもあることと、保守前提の作りで手法がオープンであるところですね。
入手したものはキーボードがやや劣化気味なので、そのうち代替品を入手して交換しようと思います。

先日トランジスタ時計の修理をしたのですが、リファレンス用として同型のものをオクで入手しました。
動作不可とのものでしたが、いやいや、こんな単純明快な構造体であれば原因特定は自分でもできるはずです。
分解してみると、機構部分には潤滑油を吹き付けたらしくかなりの油がついていました。
この時計は機構部分に鐘突きのスイッチ部分が組み込まれているので、油まみれはあまり好ましい状態ではないです。
なので、思い切って分解清掃することにしました。

端折りますが、かなり分解したところ。ギアのほとんどが金属製で、極めて精密にできています。
油分やシリコンは経年劣化で粘性があがるため、それらを除去してあげないといくら潤滑油を
吹き付けてもあまり意味がありません。・・・これはSonyのラジカセのフルロジックカセット部で思い知らされたことでもあります。

これは振り子の動作をギアに伝達する部分です。動作不可の理由として振り子は動くが針が進まないという
ことでしたが、原因はここにあります。軸部分下の銀色金属部がギアを動かすつっかえになるのですが、この部分は
可動になっていて振り子動作とともに上下動しなければなりませんが、期待する作動をしてくれません。汚れもありますが、
見たときにはかなり油が付着していて逆に動作を妨げている印象でした。エタノールで清掃して軸部分にほんの少し
油をしみこませてあげるだけで、スムーズに動くようになりました。とにかく、よくできているのです。
まだ、全てを修復しきっていないですが、きちんと動くまでもっていきたいですね。で、できれば夜間に鐘突きが止まってくれる
ような仕組みが入れられれば、と思ったりしてます。まぁ、それはまだまだ先の話ですが。


6月9日

1つ課題が片付きました( ̄▽ ̄;)

失敗続きな分解修復ですが、ようやく納得のいくものが出ました(笑)

知る人ぞ知る、トランジスタ時計です。詳しい仕組みは正直わからないですが、トランジスタをスイッチにして
磁石を制御して振り子を動かし、クロック稼働を為すタイプの時計、らしいです。まぁ、ゼンマイ式時計が
電気的に動くようになったという感じで、稼働時はコチコチという振り子音が鳴る、レトロな時計なのです。
我が家にずっとあり、自分が引き継いで使っていましたが、冬場になると動かなくなり、今年はついに春になっても
冬眠から目覚めなくなりました。埋葬するくらいなら分解してしまおうというのが昨今の自分です。

文字盤と針を外すと中身が見えます。ちなみに、この時計はカレンダーと時報がついているのですが、どちらも
既に死んでいます(カレンダーは撤去されてますし( ̄▽ ̄;))。まぁ時計の機能が生きていればよろしというところです。
なので、トランジスタとコンデンサーを交換することにしました。・・・が、このトランジスタが曲者でして、
なにやらゲルマニウムトランジスタとかいうもので、既に流通すらしていないブツで、入手が困難です。
ということで、またまたeBayから調達しました。まぁまだ入手できるだけ幸いなのです。

コンデンサ、トランジスタ共に左側が既存、右側が新品です。コンデンサは容量が2倍近く違っていたので、
まぁだいぶくたびれていたのは間違いないでしょう。トランジスタは今の所持デバイスでは正常異常を判断
できないので、まぁ交換して損はないというところだと思います。

んで、少々慣らし運転が必要でしたが、きちんと動くようになりました。ただ、クロックの機構をみていると
ギアの駆動が固いとそれだけ振り子の力がそがれるため、磁力での駆動力付加が追い付かなくなる
ように思えます。なので、分解すると死にそうなので注油をしてあげることにしました。

ねじを外してクロック部分を裏返し、ギアの軸部分に注油し戻しました。機構自体はとても精巧であり、
内部の埃はほとんどないので、ギアの噛みには問題はなさそうで、これで十分だと思われます。

数時間テストをして問題なく動いたので文字盤等を元に戻して稼働させています。
これで冬場も動いてくれると万々歳なのですが、それは半年後まで様子を見ていきたいです。
なにはともあれ、振り子のコチコチ音が復活してくれたのは嬉しい限りなのです。 


6月2日

夏前、梅雨時の北東気流時候

自分は関東在住ですが、この時期北東気流が入る日は肌寒いくらいです。
本当に、気流というのは不思議で、南から夏の熱気が入ってくると蒸し暑くてたまらないし、
北から冬の冷気が入ってくれば凍えそうになります。日差しという要素も大きいのですが、
大気の入れ替わりは、季節のダイナミックさを肌で感じられるものです。

さて、最近はBGM的に音楽を流すのには専らDAPをソースにしています。少し前まではZX-7とかをアンプ代わりに
していましたが、最近はDHU-5とTQ-50の組み合わせを使うのが自分の中ではブームです。どちらも知る人ぞ知る
アイテムですが、それ程電力を食わず、かつそれなりの音質が出せるのが気に入っていたりします。
DHU-5はこんな平たいユニットなのですけど、意外に低音補強ができるのが良いのです。

ここのところは興味がてらで分解とかをやって、結果失敗することが続いてしまって少し次への取り組みには
充電が必要な感じです。もう少し、電子回路的なところに知識があれば、と何度も何度も思うのですが、
まぁ、どうにもなりません。( ̄▽ ̄;) ただ、結果はどうあれ経験は経験なので、悪いことではない…はず。
しいて言えば、無駄金をはたいてゴミが増えただけ、ということかしら…。てへ

少し前に修復したJA22ESはとりあえず問題なく動いています。JAシリーズとしては型番的には最下位なのですが、
使っていて感嘆するのはMDリード時の回転音が殆ど気にならないことです。これまで使っていたMDデッキは
それなりに回転音が聞こえてしまって耳障りになることもありあまりいい気はしませんでした(JBの上位940も
持っていて使っていましたが、回転音はやはりしていました)。仕方ないものなのだと思っていましたが、
JA22ESではそれがほぼ聞こえなくなったことは正直驚きであり感動でした。これは、もう昔には戻れない…ですね。( ̄▽ ̄;) 


5月19日

それは、まるで秋のごとく

今時期はまだ空気は乾いていて、それでいて日差しはそれなりに強く、まるで秋を彷彿させます。
ただ、違うのは草木の緑が夏に向かって力強く生命を謳歌する真っただ中、ということですね。
いろいろな花が次々と咲いては散っていくのを眺めていると、季節はたゆみなく歩んでいることをひしひしと感じるのです。

先月から取り組んでいるSONYのマイクロコンポCMT-M333NTの修復なのですが、
喜ばしいことに進展がありました。電源を入れるとプロテクトがかかってどうにもならない原因は
アンプICと判明しました。まぁ、とりあえずコンデンサ交換しても何も変わらないこと、
Rチャンネルノイズはボリュームの大小にかかわらず発生し、その裏側で音楽ソースの
音量調整はできている、ということから、おそらくはパワーアンプ付近だろうとは推測していました。

アンプICはSTK403-030という型式で、至極当然ながら海外から調達するしかないです。
思いのほか安価だったので、予備を兼ねて2つ調達しました。
これを交換すると、ノイズ発生はなくなって、プロテクトもかからなくなりました。
ただ、今度はLチャンネルからの発音が不安定に。これはこれから対処をしてみるところです。
CDのギア不具合対処もやったし、MDも問題なく使えるので、できれば完治させてあげたいです。

CMT-M333NTはNetMD対応なので、つながるかを試してみました。結論としてはおそらく問題なく使えます。
情報はネットを探せばそれなりに容易く見つかります。まぁ、自分はMDS-JE780でちょっと触ってるので
要領は知ってはいたのですが、どちらかというとUSBオーディオ的にパソコンの音が出せることの方が新鮮でした。
まぁ、ただファイルの移動はPC→MDなので、あまり使い道があるわけではないのですけど…。
まぁ、余興みたいなものです。( ̄▽ ̄;)

追記 5/26
Lチャンネルの不具合なのですが、残念ながら復旧させることができませんでした。
途中まではうまくいっていた気がするのですが、残念です。…ここ最近はこの手の作業で芳しい結果を
得られない状況が続いていたりして、がっくし、です。


5月6日

苦手なものはやっぱ苦手なの

令和を祝う10連休も過ぎてみれば早いものです。
引きこもりなので、特にどこに行くでもなくちまちまと作業をしてました。

いくつか取り組んだものはあるのですが、期した結果を得られないものばかりでした。
ジャンク品の検分をして回復を試みるのが趣味ではありますが、如何せん
電気的なところがさっぱり、なので難しいことは結局は謎のまま、ということが多くあります。
WEBには解決への糸口となる情報が落ちていることもあるのですが、それもない場合は
あきらめるか凍結するしかなくなります。それは、ちょっとした無力感でもあるわけです。
…ただ、情報がないということは解決の糸口もない、ということなのかもしれませんが…。

@CMT-M333NTの修復
MD不具合ということで受諾したものなのですが、それ以前にプロテクトがかかって
しまうのとRチャンネルにノイズが載ってしまう病気が出てどうしようもない個体です。
色々と手を尽くしているのですが、1か月以上経過しますが解決の糸口は見えません。
まぁあとはアンプIC交換してダメならお手上げ、という段階です。
MDとCDは、逆に何とかなりそうなのですけどねぇ。( ̄▽ ̄;)

AMZS-R5STの修復
これは興味がありました。
液晶の不具合と音が出ない不具合は、何とかなるのでは?と思っていました。

実際、液晶の不具合はいわゆるビネガーシンドロームなので、偏光シートを
剥がして交換すればどうにかなるものです。…少なくとも、モノクロは、そうだと思っています。
(カラーの方は調べるとダメな場合もあるようですので、9821Nxのケースは運が良かっただけ、みたいです。)

偏光シートを交換後。この液晶には偏光シートのほかに緑がかるのを抑えるシートが入って
いたのですが、それもビネガーシンドロームでやられており、代替品が見つからないので
あきらめてます。まぁ、きちんと表示されるという目標は達しえています。
…一方の音が出ない問題。推定ではコンデンサーの液漏れだと思っていましたが、開けてみて驚きました。
液漏れしていたのはニッカド電池でした。おそらくはバックアップ目的だと思うのですが、なぜ?ニッカド電池?
とりあえず清掃をして、コンデンサー交換はやってみましたが、回復してくれませんでした。
アナログ入出力は全くダメですが、デジタル入力は生きていて、録音もできるのでおそらくはアナログ回路の
パターン切れか短絡か、ICが死んだのか、いずれにせよ、自分には無理だとわかりました。 がっかり。
ソニータイマーという言葉は好きではありませんが、これに関してはそう思わざるを得ない仕様だと思ったりしました。

BZS-M50の修復
これも興味本位です。
どの個体も使うにつれて液晶表示がおかしくなり不点灯となるため、全く人気がありません。
オクで入手しましたが、落札価格より送料が高くなりました。( ̄▽ ̄;)
なお、本件はパーツ入手がまだで結論が出てません。

MZS-R5STもそうでしたが、このZS-M50もWEB上には不具合解決のための情報が落ちていません。
なので、自分でやれることをやるしかないのです。幸い、サービスマニュアルは入手ができます(英語ですが)。
これを見る限りでは表示の指示を出すICが死ぬか、液晶表示そのものが死ぬかの2択になります。
前者では如何ともしがたいですが、後者であれば足掻く余地があります。
なので、思い当たるパーツ交換をやってみることにしてパーツを発注中です。
まぁ、これもうまくいく気は全然しないのですが、やれることはやってみたい、それだけです。
…そのおかげで、単位の勉強を改めてする羽目になりましたが。( ̄▽ ̄;) 

追記@5/11
液晶部分に関していろいろ試してみましたが、結論としてはダメでした。( ;∀;)
フレキの接触不良とかも考えたのですけど、いじっていても一瞬たりとも正常点灯という状況が
発生しないし、部分的な点灯ということも起こせない感じです。コントローラー側の不具合
という可能性はあるものの、おそらくは液晶側の不具合(液晶と基板をつなぐフレキ部分)
ではないか、と思ったり。この部分では、自分の知識と技量とではどうすることもできません。
まぁ、修理できないタブーの1つ、ということにすることにしました。( ̄▽ ̄;)


4月7日

横道に逸れちった

RC-X1の不具合特定をしないといけないのですが、何故か、興味本位で
入手したSonyのMDデッキMDS-JA22ESの修復をやってしまいました。
MDデッキはJB940を使っていて特に不満はないのですが、トレーにMDを載せてローディング
する筐体にはあこがれるのと、不具合対処をしてみたいという無駄な好奇心があったりしました。
入手したものはMD認識がダメ、トレーが手で開閉できるというものでした。…が、
実際には電源を入れるとトレークローズを試みて数秒で電源が落ちてしまう状況でした。
(まぁ、故障なのですが、重篤ではない、のですけどこの世代ではこういう症状になるようです。)
結果としていろいろと不具合がある個体でもありました。状態の良しあしを見切ることの
難しさを思い知らされる修復でありました。

とりあえず、不具合対処のために一時的な分解をしたところ。これからが面倒なのです。

まず、お決まりのMDトレー系の駆動ベルトの劣化。ベルトは切れてモーター側のプーリーに巻き付いています。

駆動部は容易に取り外せるので、取り外してさらにモーターを取り外します。ベルトが溶けてしまって
いるため、きちんと除去するには必要な作業ですね。

取り外したモーターから溶けたベルトを根気よく剥がしていきます。いや、溶けたベルトは
とにかくいろんなものを汚染するので厄介極まりないのです。( ̄▽ ̄;)

ベルトを除去したところ。これでモーターを元に戻します。

ベルトは手持ちにあった適当なサイズのもので間に合わせました。おそらくはφ30くらいがちょうどよいと思われます。
これでベルト交換は完了しました。…優良なジャンク個体ならこれだけで復活できるはずなのですが、そうは問屋が卸しません。

ベルトの劣化確認をしている際に、ギア上のフックが破断していることに気づきました。
これも、この機構では発生する不具合らしい、のですが、とても致命的な破損です。
MDはトレーに載って格納されるのですが、所定の位置に格納されるとメディアローディング
のために少し降下するのですが、その切り替えを担うのがこのフックなのです。
無理な力を加えて破断したのか、構造的欠陥なのかはよくわかりませんが…。( ̄▽ ̄;)

折れたフック部分を取り出したところ。やれることは接着、のみなのでまずはプラリペアで接着とともに
動作に影響が出ない範囲で補強しました。

接着補強後。これでテスト的に取り付けて手回しで動かしてみたところ一回目でパキッっと破断しました。( ̄▽ ̄;)
様子を確認すると接着部分がきれいにはがれているので、プラリペアでは接着ができないようです。
また、フックの動きから外側の向きに力がかかるようなのでこの補修では不十分なのだと理解しました。

そこで、接着剤をポリアセタール系用に変更し、その上からナイロンテープを巻き付けて補強しました。
これで外側への力にはかなり強化されるはずです。これでテストしたところ、問題なく所定の動作を
してくれるようになりました。あとは耐久性がどうか、というところだと思います。

ちなみに、実際にMDを読ませてテストをすると、なぜかトラック移動の特定の場所でピックアップが引っかかる
ような動きをしていました。最初はギアの不具合かと思ってそれを探るために試行錯誤で分解したのですが、
ギア系は問題なく、実際はピックアップ側のギア歯が欠けていて、これが別のギアに食い込んでいたため
と判明。これを除去して解消しました。ギア歯の欠けは現状ピックアップ移動には影響していないので、
対処はしないことにしました。…まぁ、万が一ピックアップ交換が必要になった場合のアクセス手段が
なんとなくわかっただけでも良し、なのだとも思います。

さらに、この個体は余計な不具合を抱えていました。アナログRECLEVELつまみが陥没してしまっているのです。
構造上はあり得るのですが、粗雑に扱われたようで残念な話です。

これは、つまみ固定部分が破断してしまっているので、接着修理です。作業をしやすくするために
基板類は全て取り外したうえで、プラリペアを使って接着します。この素材であれば問題ないはずです。

接着後。アナログRECLEVELつまみは他のつまみがくっついている基板とは独立していることと、LR個々に
調節できるものを採用しているため少し出っ張る感じになるので破断しやすい、といえばそうなります。

最終的な仕上げは残っていますが、ほぼ組み上げをして録再確認はきちんとできていました。
(最初にあった電源が落ちることはなくなりました。)
22ESの修理は検索すれば他にも情報は見つかりますが、やはり実際にやってみないと感触というものは
わからないものだと思わされます。こいつが厄介なのは、いわゆる起動段階での初期化に失敗すると
電源が落ちる、というところで、それが何に起因するのかを特定するのが面倒だ、ということなのだと思います。
…逆に言えば、相当変なことがない限り、きちんと見極めて分解修復の往復をやってあげれば復活する
確率も高いのだろう、ということなのでは、と思います。…無難に終えられたので、満足した修復でありました。


3月17日

ちょっと難解な

自分はビクターのCDラジカセRC-X1を目覚まし代わりに使い続けていて、
かれこれ20年近くになります。10年くらい前にイヤホンジャックの接触不良で
思い切って修理したのが、実はラジカセ分解の始まりだったりします。
そのあとはトレーベルト交換をしたりしつつ使い続けてきましたが、半年くらい前に
突然CDが不動になり、先日右側から発音してないことにようやく気付きました。( ̄▽ ̄;)
んで、ようやく重い腰を上げて修理をすべく取り組むことにしたのです。

イヤホンからは左右音が出てるので、どうもアンプ部分がおかしいようです。
CDの方はピックアップ?かな、というあたりをつけてまずこちらから分解対応をしてみました。

詳細は省きますが、結果は思いっきり芳しくないことに、原因不明、となりました。
CDはピックアップを交換しても変化がありませんでした。
ということで、どこが悪いの?という原因の切り分けをしないといけなくなったわけです。( ̄▽ ̄;)
まぁ、片方音が出ないのはこれをやらないと闇雲になるので、いずれは実施することになるのですけどね。

幸い?RC-X1はCDラジカセ(バブルラジカセ)で最も愛する個体で、我が家には4台あったりします。
なので、そのうち1台も分解して、パーツの交換をしつつ原因を探ろうかな、と思ってたりします。
…ただ、RC-X1がどこに眠っているのかが既に思い出せないのが難点ですが。( ̄▽ ̄;)
まぁ、気長に取り組もうと思います。 すでに、何とか発掘した代わりのRC-X1が代替稼働してますので。

しかし、久しぶりにRC-X1の低音発音を聴いてみましたが、やっぱりすごいですね。
最近はZX-7のソフトな感じに慣れてしまったお耳にはズシリと来るものがありました。


3月10日

最近は・・・

3月も中旬にさしかかり、春はもうすぐそこ、みたいな感じです。
草花も芽を出したりつぼみが膨らんできたり。てなところで、半月くらい前から庭の草取りを始めてたり。
ちまちまと、やっておくとこの後が楽なのは知っているところなのです。
まぁ、そんな生活がまた晩秋まで続く、そんな日々の始まり、かな。

先日、ふとしたきっかけでMDのピックアップの情報収集をしていると、こんな記事を見つけました。

自分が持っているPMDPの1つにMZ-R909があります。かれこれ20年くらい前に新品購入して
生録等でとても役に立っていたのですが、ある時から録音機能が暴走してTOCを破壊する
現象が発生して危険すぎるためその後はほぼお蔵入りになっていました。その後、何度か
修理を試みましたが、原因不明であることと技量、情報不足で断念してたものです。
そんなに使い倒してもおらず、お気に入りの品なので捨てるなんてとてもできません。

しかし、上記の記事をみると、不具合の原因にド直球っぽいです。これはやってみる価値がありそうです。

R909は通称TYPE-RのDSPや音飛びガードG-PROTECTIONを搭載したATRAC3世代のPMDPです。
パソコンとの連携がない世代の終盤のモデルで、このなんとなく固いデザインが好きなのです。( ̄▽ ̄;)

修理とは直接関係ないのですが、裏蓋を外したところ(まぁ表の蓋を外した際にコネクタを外すので無意味ではないのですが…)。
基本的にピックアップ部は全く見えません。この基板をずらさないと、なのですが、フラットケーブルのコネクタだけでなく、
ピックアップの磁気ヘッドのフラットケーブルが直付けになっているので、これも外さないと裏返せないです。
なお、中央に見えているのがピックアップ移動のギアとモーターで、これを手回しするとピックアップを動かせます。

ということで、よこちょからちょっとのぞく感じで。ちなみに、実はN910もメンテを試みているのですが、
構造がかなり異なっています。R909世代まではピックアップの移動を基板をつけたままでも手回しできたりしますが、
N910は基板を外さないとそれができません。手持ちのN910はピックアップの移動音がうるさくどうにかならないか
とやってみたのですが、結果的には改善しませんでした。まぁ、ピックアップの型番等を知る良い機会だったですけど。

ということで、本題の表側の蓋を外したところです。

磁気ヘッドのフラットケーブルが見事に切断状態になっています。ちなみに、分解する前に不要なMDディスクに
録音を実施してTOCを書き込ませましたが、見事にブランクディスクになってしまいました。まぁ
そら、磁気ヘッドが死んでるのだからどうにもならないわな。( ̄▽ ̄;)
なお、このR909はディスクの最外周を読めない病気も抱えていましたが、どうやらこのちぎれたフラットケーブルが
障害になっていたのだな、と合点がいきました。

ということで、手持ちで一番細いケーブルを用いてフラットケーブルをつなぎ直します。
フラットケーブルの芯線部分をデザインナイフで少しずつ削って芯(銅部分)を出し、これにはんだを盛って
ケーブルをはんだ付けします。それ程難儀な作業ではないです。

つなぎなおしたらディスクを入れて模擬的に録音をさせてTOCを書き込ませるテストを実施。
問題なく録音もTOC書き込みをできていました。いや、あっさりっすね。( ̄▽ ̄;)

あとは磁気ヘッド側のはんだ部分が小さくて弱めなので接着剤で補強します。これで表蓋をかぶせれば
完了です。蓋と磁気ヘッドの間は少し余裕があるのでこのケーブルの太さでも支障は出ないっぽいです。
1つだけ、本体側のはんだ部分はもう少し磁気ヘッドから離した方が良いようです。最初、このまま
蓋をかぶせたところ、ディスクの読み込みができなくなりました。どうやらピックアップが内側に動く際に
障害になっているようで、ケーブルを少し持ち上げることで解消しました。なので、もっと右側に
はんだ付けの位置を持ってきた方がベターなのではないかと。…あとはもっと細くてしなやかなケーブルが望ましいかな。( ̄▽ ̄;)

ついでなので、操作部分の基板も外して清掃。
正直R909が復活できるとは思っていませんでしたが、時間が経過するにつれて色々なトライアル情報が増えてくる
昨今なので、今はダメでもこの先には解決できる可能性があるわけで。その良い例だったと思ってます。
また、いろいろといじったりする中で自分の経験とスキルもそれなりに上がってくるものなのです。
なので、壊さない程度に、ぼちぼちといろいろ取り組もうと思った本日でありました。

※当座の修復はできましたが、この状態を維持できるかは時間経過しないとわからないです。
なので、ま、様子見ですな。

3/16 追記
一週間ほどをかけて、いろいろと試行をしました。

最終的にはこのような配線にして、自分の中では納得する感じになりました。
AWG36というもっと細い線材を試してみましたが、うまくいかず。
AWG32で、右側に遊び部分を設けるような感じも試しましたが、
結論としては配線のフレキ状態が維持できるのは左下しかない、
ということになり、ピックアップの動きに支障をきたさない配置を
足りない頭をひねった末、というところです。
読み込み速度は問題ないので、あとはどれだけ磁気ヘッドとの配線耐久が
持続するか、というところかと思っています。
…なお、今回テープ止めにしたのは接着剤使うとやり直す際にケーブル部分が
どんどんもげてしまうため、とりあえず再考の余地を残した、というところです。( ̄▽ ̄;) 


2月3日

春めいてきた…ような

気付けば、日差しは力強くなり、なにやらあとは大気が入れ替われば
春になってしまいそうな雰囲気です。季節というのは本当に少しずつ、揺れ動いていくものです。

今週はというか、先週からボチボチとTA-F333ESRのボリューム交換をやりました。
これも、オクで入手して2〜3年が経過した気がします。とりあえず、掃除とリレーの交換は
やってそのままだったのですが、音量ボリュームのガリが酷く使うにはためらいがありました。
ネット上ではこのパーツの型番を調べることができましたので、それを参考にして、代替えパーツを
取り寄せました(互換品しか現状入手できないですが、それで問題ないという情報もありましたので)。
フロント部分の分解はちょっと手間ですが、順々に外していけばお目当ての基板は取り出せます。

で、基板からボリュームを取り外して、できれば分解しようと思ったのですが、自分には無理でした。
(どうあっても固定金具がとれないのです。)まぁ、しかたないっす。( ̄▽ ̄;)

で、右側が代替品。正規品とは抵抗値が少し違いますが、現行品ではこれが最も近い抵抗値です。
なお、選定するうえではつまみ部分の形状とともに4pin×2のものを選ばないといけないです。
(意外と、これを見出すのが難しかったりしますが、自分はいつものようにeBayで調達しました。)

あとははんだ付けして、元通りに戻すだけです。動作確認ではガリは全然でなくなりました。
抵抗値の変化は問題なさそうです。…ただ、これをメインに据えるかは別問題で。
大飯ぐらいの発熱野郎なので、どうも敬遠しがちなのです。…まぁ、懸念は解消したので満足です。 


1月27日

ちまちまと

ぼちぼち、ちまちま、という感じで、週末に小作業を続けています。
まぁ、ふぉーまいせるふ的なことばかりですが。( ̄▽ ̄;)

半年ぶりくらいで、ナルキ時計を組みました。
ランニングテストを兼ねて今稼働させているタイプ(スピーカーボックス分離型)の方が
聞こえ方が良いので、千石でボックスを発注して久しぶりにこのタイプを組んだわけです。
もともとは1つの箱に入らないことと、音質の悪さを軽減するためにこの仕様に
したのですが、MK-142でもこちらの方が良いというのは少々意外でした。
これも組み上げたら稼働テストをしようと思っています。
ちなみに、適当にパーツ発注していて在庫把握をしていなかったので整理しました。
時計本体は現状在庫なしですが、メロディー部はあと2つは組める在庫があるようで。
また気が向いたら組もうかなと思います。…組まな過ぎると作業を忘れてしまいますので。( ̄▽ ̄;)

先日、また興味がてらでPLENUE RというDAPを入手しました。
ハイレゾDAPではミドルクラスなのですが、こいつにはφ2.5のバランス端子が付いています。
なので、自分好みのイヤホンを組もうとパーツを入手しました。
φ2.5のプラグ部はコードのはんだ付けがシビアっぽいので、ケーブルタイプを流用することに。
Amazonで売っている安価品ですが、これで十分です。で、イヤホンの方は
自分の大好きなMDR-E838にしました。相当前に予備品としてオクで入手した気がします。
マイクロプラグタイプですが、コード部分は一切使わないので、何の問題もありません。

ただ、このケーブルは3本の編み込みタイプで、838本体のケーブル穴には十分には入らず、少々茶を濁す
感じになりました。とりあえず補強はしたのですが、これで断線するようであれば従来の1本ケーブル
に戻してこれを継ぐ感じにした方が良いように思います。
ま、聴こえの良しあしはさっぱりわかりませんが、個人的にはまた満足しました。

でも、10年くらい前まではイヤホンの修復パーツが手軽に入手できるようになるとは思ってもいませんでした。
断線したらその個所を特定して切断して継ぎなおす、くらいしか対処方法がなかったですからね。
まぁ、イヤホン本体を分解してユニットのはんだ付けからやり直すまで考えが至るようになることにも
当時はなっていなかったりしますが・・・。

これで、またおおよそ一段落なので、またまた次の課題に取り組もうと思います。
次はボリュームのガリがひどく、使う気にもならずに鎮座しているソニーのプリメインアンプTA-F333ESR
のボリューム部のメンテナンスをしようかなと。失敗したときのために代替パーツも準備しましたし、
あとはやる気が出るか否か、というところです。


1月20日

寒いと大事はする気になれない…

 

要は、大々的な分解を伴う取り組みはする気になれない、ということです。
今は寒いので日中は陽光が当たって暖かさの恩恵が受けられるところで作業をしています。
なので、作業しっぱなしというわけにはいかず都度片付けが必要になるので、したがって
めっちゃ分解して片付けが面倒、ということは敬遠したくなるわけです。( ̄▽ ̄;)
まぁ、暖かくなるまではそんな感じ。まぁ、待ってるのはつい昨年仕入れてしまった
SEA-M9の分解修復なのですが…。とりあえずコンデンサやギア等は仕入れて
準備はできてるんですけどねぇ。

ここのところはメインで使っているアンプのメンテをしてました。

自分は今でもMHC-S70Cのアンプユニットを使っています。1994年に新品を購入して以来、使い続けています。
カセット部は数年前にばらしてメンテをして使えるようにはしましたが、まったく使う機会はないです。
CDチェンジャーも一応いろいろ手を入れて、使えることは使える感じです。ただ、イコライザーを介して
外部入力を使うので、実質つないでもいなかったりします。

それはさておき、ここ数ヵ月は時々電源が落ちるようになりました。まぁ、どこが悪いのかはわからないですが、
とりあえず自分がやれることはやろうということで取り組んだわけです。

構造としてはそれほど難しいものではないです。やることはトランスについているヒューズ交換と、パワーアンプ部
のコンデンサー交換としました。リレーに関しては特に不具合は出てないので今回は見送り。

交換前。思いのほか難儀したのが、コンデンサーの調達。電圧が高いものでサイズが見合うものを
探すのに苦労しました。

交換後。これに意味があるかは定かではないですが、悪いことはないだろうと自分に思わせてます。
動作確認は少々てこずりましたが、結果として問題なく動作することは確認しました。

で、1時間ほど稼働テストをして、問題はなさそうなので、気が向いたら元に戻そうと思います。
・・・ちなみに、今暫定で使っているアンプは同じMHC-S70C予備機です。( ̄▽ ̄;)
4〜5年前にCDチェンジャー目的で入手して、そのまま放置しているのですが、役に立つこともあるのですね。


1月6日

新年あけましておめでとうございます

ということで、2019年になりました。普通におっさんなので、本当に1年たつのが早くて仕方ないです。
その割には何かをやったぜ、という達成感はなかったりしますけど・・・。( ̄▽ ̄;)

関東地方人なので、この年末年始は冬型気圧配置が続いてずっと晴れで昼間は暖房なしで
過ごせていることがありがたいです。いや、寒いと何もする気になれないので・・・。

とりあえず、年末からやってみたこと。

@KSS-320のケーブル換装

調達したケーブルは予想通りDiscmanで使われているKSS-220のものと同一でした。なので心置きなくKSS-320の
ケーブルと換装できます。ただし、ケーブルには半固定抵抗とチップコンデンサーがついていないので、
それはKSS-320にもともとついているものを外して取り付けます。コンデンサーの取付穴の作りが甘くて
少々苦労しましたが、無難に交換は終了できました。

動作確認はこの後いろいろと手入れすることになるD-Z555のKSS-320を外して試して、特に問題なしでした。
手間とコストはかかりますが、KSS-220の320への換装がある程度容易にできる、と感じました。
…まぁ、やる人なんていないでしょうけどね。( ̄▽ ̄;)

AD-Z555の手入れ

少し前にスピンドルモーターを交換して、少し安定性が増した、までやったのですが、やはりやれることはやろうと。
次は、ディスク固定をチャッキングタイプに変更することでした。まぁモーターをまた替えるだけなので、
それ程難易度は高くないのですが、ややディスク固定位置が変わるのでピックアップがCD認識してくれるかが
不安だったのですが、これは問題ありませんでした。そして、結果としてCDを選ぶ
(ほぼ、傷や汚れの有無ですが)ものの、音飛びはかなり減りました。
結構安心して聴いていられるレベルです(以前は音飛びしないかひやひやしてましたが)。
本体を横置きしても縦置きしても安定性に変化は出なくなりました。もともとうちのZ555はディスク認識がデリケートだった
んですけど、チャッキングタイプにすることによって、より安定性が増したのだと思われます。個人的には満足しました。(^^)/

ただし、チャッキングタイプにすると蓋側の固定板に干渉してしまうので、これは取り外す必要があります。
オリジナリティーが損なわれるのですけど、使い物にならないよりはマシ、だと思います。

ついでなので、前々から不調だったタクトスイッチの調査もしました。このタクトスイッチは分解できるので中を
見てみると予想通り酸化してしまっているので、清掃研磨して接点復活剤を塗布して問題なくなりました。
これで、D-Z555に関してはもう、やれることは全てやった、という到達点に至りました。着手から2年くらいかかりましたが、
まぁ、結果が良かったのでいいんじゃね?というところです。( ̄▽ ̄;)

BD-303いろいろ

D-303は最終的には完全復活を断念しました。
とりあえず、トランジスタはつけてみましたが、変化なし。
次にドブ漬けしてみましたが、変化なし。
スピンドルモーターはRF-400に交換してみましたがあまり芳しくないし、
ある一定の外周トラックを読まなくなっちゃったので逆に悪化してしまったみたいです。( ̄▽ ̄;)
なので、思い切ってRF-300に変えてみましたが、予想通り底板に干渉してうまく収まらないので断念。
最後はZ555同様ディスクチャッキングタイプにしてみて、まぁ、なんとなく、というところになったので
終わりにしました。もともと、ディスク認識をしたりしなかったりの個体なので、別の不具合を
抱えているのだと思います。現状の知識ではこれ以上は無理、なので、すっぱりあきらめました。( ̄▽ ̄;)

Cナルキ時計ロジック調査

基板で組んでしまうと要因特定が難しくなるので、暫定で組めるキットを使って検証することにしました。
この年初休みで何とかなれば、と思っていたりします。

・・・と、意気込んだまではよかったのですが、いざやってみると、トラブルが再現できません。( ̄▽ ̄;)
なんで?とおもいつつ時計自体のランニングテストをやっていますが、まったく不穏な動きがありません。
うむ、困ったものですが、エラーが出ないのであればまぁそれはそれでいいじゃね?ということで様子見です。( ̄▽ ̄;)
電池の電圧不足なのかなぁ。

ということで、ぼちぼちとやりたいことだけやってる冬休みでありました。


 

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